【完全無料】Hermes Agentに「第二の脳」をつなげる方法 〜Karpathy Wikiで、使うほど賢くなるAIを作る〜 AIエージェントを使っていて、こんなふうに感じたことはありませんか? 「前に教えたはずなのに、また同じ説明をしないといけない」 「AIが何を覚えているのか、こちらからは確認できない」 Hermes Agentには記憶機能が備わっていますが、実は保存できる容量にかなりタイトな制約があり、しかも中身は人間が直接読める形式で保存されていません。つまり、「何を覚えているか」を私たちが見たり、間違いを直接修正したりすることができないのです。 今回の動画では、この課題を解決するために、完全無料でHermes Agentに「第二の脳」をつなげる方法をご紹介しています。しかも最終的には、AIが記憶をただ並べておくだけでなく、自分で整理整頓しながら記憶を書き足していく仕組みまで作っていきます。使えば使うほど賢くなっていくシステムです。 Obsidianと連携すると何が変わるのか 今回使うのは、Markdownでノートを管理できる無料アプリ「Obsidian」です。Hermes Agentと連携させることで、主に次の4つのメリットが得られます。 1. 記憶が「見える」「編集できる」ようになる Hermesの記憶は普段SQLite形式で保存されていて、人間には読めません。Obsidianと連携すると、記憶やセッションの要約、スキル、プロジェクトの情報が、リンク付きのMarkdownノートとして表示され、後から確認したり修正したりできるようになります。 2. 標準メモリの容量制限を超えられる 標準のメモリファイルには、およそ1,300トークン程度という上限があります。Obsidianを使うことで、この制限を超えて記憶を蓄積できます。 3. 知識同士がリンクでつながっていく Obsidianはローカル保存・検索・リンクが可能なプレーンテキストの「脳」です。Hermesはここに蓄積された知識を読み取り、横断的に考え、必要な作業を行い、新しい知識をまた書き戻します。単なるメモではなく、育っていく知識ネットワークになります。 4. 複数のエージェント・複数のチャネルで記憶を共有できる DiscordやTelegramなど、さまざまなプラットフォームを使い分けていても、Obsidianの共有フォルダを介せば同じ記憶を参照できます。HermesだけでなくGeminiやClaudeなど、複数のAIエージェントが同じ「第二の脳」を共有する構成も可能です。 ここまでの設定だけでも、かなり便利に使えるようになります。 さらに一歩先へ:Karpathy Wikiという考え方 動画の後半では、Hermesの中のAIに「何を」「どう整理して」記憶するかを教え込み、記憶庫の図書館司書のように振る舞ってもらう仕組みをご紹介しています。 これは、AI研究の第一人者であり、OpenAIの共同創業者の一人でもあるAndrej Karpathy氏が提唱している考え方で、氏自身が「Karpathy Wiki」と名付けています。イメージとしては、自分専用のWikipediaを育てていくような感覚です。 普通、AIに資料を読ませても、会話が終われば内容は忘れられ、次に開いたときはまた一から説明が必要になります。Karpathy氏のアイデアはシンプルで、「AIに資料を読ませるたびに、その内容を専用のノートに書き足させれば、時間をかけるほど賢くなるノートが手に入る」というものです。 ただのObsidian連携が「保存場所をつなぐこと」だとすれば、Karpathyパターンは「後で使いやすいノートにするには、どう書けばいいか」という編集方針そのものをAIに教え込むこと、という違いがあります。実際にこのパターンを組み込むと、AIは前回の内容と自動で結びつけたり、矛盾があればその経緯ごと記録したり、関連する他のページにもリンクを貼ったりしてくれるようになります。 設定は驚くほど簡単 「難しそう」と感じるかもしれませんが、実際の作業はとてもシンプルです。 1. Obsidianをインストールする(基本機能はすべて無料) 2. Vaultを作成し、そのパスをコピーする 3. Hermesのチャットで「Obsidian連携をお願いします」と伝え、パスを渡す 4. Karpathy Wiki URL🧠https://gist.github.com/karpathy/442a6bf555914893e9891c11519de94fをHermesに読ませ、「Karpathy Wikiを構築して」とお願いする